根津の老舗☆丁子屋へちょっと立ち寄り！

よみせ通り、へびの道から上野に向かって続く道。ここは昔、藍染川という川が流れていたんですって。関東大震災後に暗渠（あんきょ）になったそうなのですが、川を必要とする職人さんや工場なんかがあったそうです。（『里川の構想』より）

藍染川でいろいろ調べていたら、広重の『名所江戸百景』“神田紺屋町”という絵を見つけました。この絵が、どの場所を指しているかは分かりませんが、藍染川という名がついている川は江戸時代から染物にちなんだ名だったみたいですね。

谷根千の藍染川は今は目で見ることができませんが、その名残を見ることはできます。

根津神社入り口の交差点を谷中方面に渡り、アイスモナカで有名な「芋甚」を通り過ぎ、へびの道つづきの交差点を右折すると、これまた有名なそば屋「鷹匠」。
そのお隣が創業、明治28年（1895）の老舗「丁子屋」。染物・洗張りのお店です。

谷根千ウロウロさんのサイトには「神田鍛冶町で昔は紺屋（染物屋）だった。分家して明治28年創業した」と記載してありました。
やっぱり、ちょっと関係ある！？と思いつつ、定かでないので、ここまでにしておきます（笑）。

丁子屋の建物は圧倒的な貫禄ある雰囲気。店内にはいろ～んな絵柄の手ぬぐいや扇子袋、携帯袋など、和小物が沢山。

明治からの建物にあの風格なので、一見、敷居が高そうに見えますが、ぜひぜひ、店内に入ってみてください。4代目の店主がお迎えしてくれるハズですよ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　すてきなシーンに出会えました♪

〔参考情報〕
・丁子屋（ちょうじや）
　東京都文京区根津2-32-8
　03-3821-4064
　10:30am-7:00pm
　※月、火曜日おやすみ

・現代都市の里という居住地とは
　※地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人、森まゆみさんのインタビュー

・Kai-Wai 散策　「藍染町の丁子屋」
　※丁子屋についてとても詳しく書いてあります。

・Nostalgic TOKYO　～谷中・根津・千駄木～　MAP
　※場所は地図でご確認いただけます！


根津神社からも近いので、つつじ祭りの帰りにでも立ち寄れる距離。千代紙の「いせ辰」さんに並ぶ、老舗店舗として有名なお店です。丁子屋さんを少し先に行くと、三崎坂。猫好きにはたまらない、「ねんねこ屋」さんや「ヒマラヤ杉」のあたりに抜けることも可能です。その先は「SCAI THE BATHHOUSE」から上野に行くもよし、日暮里方面に行くもよし、谷根千散策にはもってこいの、いいお散歩コースになると思いますよ～♪